季節外れの家族旅行、
平日、どうみても小学生の子どもをつれた母、
まるで訳あり親子だな。
「あれ? 学校は?」
と思っても、触れてはいけない言葉かのように、誰にも触れられんかった(笑)
馬路温泉の食事は、ゆずがいい感じにアクセントとなってて、さすがでした。
水までゆずの香りがしていい感じ。
ゆずが嫌いな人だったら、まず無理でしょう。
私は、ゆず大好きだけど、ゆずのジャムみたいなのは苦手。。。
ゆずだけじゃなくて、いちごもりんごもみかんもぶるーべりーも、ジャムになったら食えません。
朝食の鮎の開きの干物がおいしかった。
娘の父親(私のモトダン)が、これをつくるのが上手で、自然に「おとーさん」の話も飛び出ます。
メッチャ手間ひまかかるんよこれが。
干物にするのに適した大きさもあるらしい。
・・・・・・・・
できねーな、おいらにゃ。
楽舎でも朝食に鮎の干物なんか出せたら最高でしょうに。。。
海の魚でごめんね。
でも、楽舎の朝食のも宿毛で捕れたメッチャおいしい干物ですよ~
って、干物の話してる場合じゃなかったっすな。
あ、あと、馬路温泉の受付用紙とか、請求書用紙とか、みんな筆の手書きを印刷したもので、なんかあったかくて良かったです。
てか、馬路村全体がそんな雰囲気でした。
なるべく手書きのもので届けるって、大事かもしれんね。
いろいろ勉強になりました。
さて、旅の2日目。
馬路温泉を出発して、
まださらに山奥へ。
いざ、魚梁瀬。
千本山に登ります。
かよわい女3人だけの旅なので、
初めての山を歩くのは心細くて、、、
山の案内人さんをお願いしました。
魚梁瀬ダムの話、森林鉄道の話、馬が通ってた道の話、
山の話の他にもいろんな話が聞けて良かったです。
娘は、ダム湖の下に、昔の町が沈んでいることに興味を持ち、
「潜りたい潜りたい」を連呼してましたけど・・・
無理です。
馬路からさらに1時間も車で山奥へ。
とんだ山奥だぜ。
登山口に到着。
へっぴり腰の娘にあきれながらも
「あんたら、学校休んでまで来とるんやけんね、気合い入れて歩けよ」
と、一喝。
「へいへい」
ってなもんですよ、娘たちは。

山の案内人のおんちゃん、お名前忘れちゃいました。
ごめんなさい。
とっても優しい口調で、歩くのはやっ
「おいしい空気をいっぱいすうてね 町じゃこんな空気はないきねぇ」
っておんちゃんが言った時
ちっちゃい声で娘が
「町じゃないし・・・」
って言ったのがおもろかった(笑)
しかしまあ、何ともでっかい杉ばかり。
立派ですわ。

ここも、昔は林業が盛んだったんやろね。
きっと抱えている現状は西土佐とそうは変わらんのやろな
けど、
いろんな試みを惜しみなく挑戦して形にしている馬路や魚梁瀬の人たち、がんばっとる。


おんちゃんのお話独占です。
ちゃんと聞いとるんかは微妙やけど・・・


山の中は、とても静かで、
時間がゆーーっくり流れてました。
贅沢な時間だったな。
標高900mにある見晴らし台まで登って、
今日はここまで。
頂上までは、まだ2時間ほどかかるらしい。

遠くダム湖が見えました。

一度は行ってみたいと思ってた馬路&魚梁瀬の旅
娘と一緒に行けて良かった。
あんだけ車で走ったのに、高知県から出てないっつーのもすごいわな。
高知、ひろい!
なんとなーく、学校休んで、でっかい木見た
ってなくらいで、娘の思い出にも残ってくれることを願って。。。

帰りの車の中、ひたすらおつまみ昆布を食べてた娘。
家に帰っての一声は、
「こんぶおいしかった~ また買うてよ」
でしたけど・・・