下の娘が小学校に入学して4日目。
入学式の前夜、興奮しまくりの娘。
9時過ぎには布団に入ったのに、10時過ぎまでずーっっと布団の中で歌いまくる。
卒園式で歌った歌オンパレード。
(たすけて)
そして、入学式当日の朝、5時過ぎに目覚めた娘。
「はよ起きてぇ~」
「学校まだ?」
「もう行く?」
「何時になった?」
まだまだ?の繰り返し。
(ゆるして)
長い春休みだった。
ふと思い出す
3月22日の卒園式
おやじの50日法事の翌日。
膝がまがらない時だった。
娘は、2歳半で保育園に入園するまでに2人のお守りさんに育ててもらった。
保育園に入ってからもまたお守りさんに育ててもらった。
園が休みの時は、じーさんばーさんが守をした。
時には泣きじゃくる幼子を、友人に預けたりもした。
園が休みじゃないときも、じーさんが泊まりに来てくれて養ってくれた。
オムツも保育園の先生がトレーニングしてくれた。
栄養も保育園で頂いた。
いろんな経験も保育園でさせてもらった。
トランプの大富豪は、私より強い。
折り紙も私より上手い。
竹馬も一輪車も、親は乗れないのに・・・
娘と同じように、母も保育園が大好きだった。
気さくで心強い先生が子ども達をいつも温かく見守ってくれた。
毎日連絡帳にその日の園での娘の様子を綴ってくれた。
何でも出来るように、たくましくやさしい子に育つよう導いてくれた。
保育園の行事を見に行くのが楽しくで仕方なかった。
ずーっと今まで、先生にも、お守りさんにも本当に恵まれてきた。
ほんまにありがとうの気持ちでいっぱいになった卒園式だった。
式の最後に卒園児たちが歌った「みんなみんなありがとう」という歌。
これにやられた。
ぐっとこらえてたのに、溢れてしょうがなかった。
♪みんなみんなありがとう♪
だいすきな ともだち いっしょにすごしたね
みんなのえがおが たくさんあつまった
いつもみんなでいっしょに こころしっかりあわせて
たのしく すごした おもいで わすれない
だいすきなともだち ほんとにありがとう
はなれていても ずっとともだちさ
こんなにたくましく おおきくなれたのは
たくさんのひとたちの あいをうけたから
いつもやさしいえがおで しっかりつつんでくれた
おとうさん おかあさん せんせい ありがとう
だいすきなみんなの つのかわほいくえん
おおきなそらのした ほほえむいちょうのき
おひさまがわらっている はるのひかりにつつまれて
みらいへ むかって おおきくはばたこう
ほんまに、たくさんの人たちの愛をうけて、大きくなったね。
娘も、私も。

その翌日から春休み。
園が休みの日に守をしてくれていたじーさんはいない。
ばーさんは入院中。
お守りさんに特別賃金を払えるほど金がない。
3月中は仕事を辞めて帰ってきた弟にすべてを託す。(4月から働いてます)
4月に入り娘達は、娘の父親のところに2泊、娘の友だちの家に1泊、楽舎で1泊、私の実家に1泊(この日ばーさん退院)。
そして入学式の前夜、やっと我が家(市営住宅)に帰り、興奮した娘に呆れながらも就寝。
長い春休みがこうして終わる。
ふと思い出したばかりに、ここまでの文章も長くなってしまったけど・・・
入学式
前日から興奮しまくりの娘は
最前列に座り、式の最中に大あくび・・・
(おいおい)
目がすわっていた。
体育館の屋根に打ち付ける雨の音がすごかったけど、
新入生5人、かわいかった♪
娘の通う学校は、今年全児童数28人。

1年生になった娘、今日で3日目の登下校。
片道30分以上の道のりを、6人が並んで歩いている。(3年生3人、2年生1人、1年生2人)
私たちのいる橘地区には、高学年の子がいなくなって、3年生が班長。うちの娘。・・・・・不安。
不安だが、信じるしかあるまいな。
どんな雨風の日にも、がんばって歩いて欲しい。
歩いて楽しい学校に行き、歩いて家に帰って来る。
こんだけのことなのに、とても大事なことのような気がする。
もしかすると、数年後には、娘の通う学校も統廃合されてしまうかもしれない。
そしたらきっと、バス通学になる。
もうすぐ野いちごの季節。
今年も「野いちごとりたくても行きはがまんせーよ、帰りに食え」と告げる日も近い。
登下校しながら、イタドリ採ったり、野いちご採ったり、どんぐり拾ったり、近所の人に声をかけてもらったり・・・
そんな経験が出来る今が、とても貴重に思う。
下の娘と一緒に、私も保育園を卒園した。
やっと、「小学校」というものに両足入れた感じ。
なんか、
こえーなーーーっ(怖いな)